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 京大公認創作サークル「名称未定」の公式ブログです。
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2015-11

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NF俳句・短歌企画 総評

もうすっかり冬ですね。我が家もこたつを出しました。大雅です。

今年のNFでも、俳句の企画(今年からは、短歌も!)やらせていただきました。

前年とは変わって、短冊に書いていただき、模造紙に貼っていただく形式でしたが、より「ライブ感」があってよかったんじゃないかと思ってます。
今年はお題を季語に限定せずに設けたので、書きやすかったこともあるかもしれません。40もの投句をいただきました。誠に有難うございます。(便宜上、以下でも、俳句・短歌わけへだてなく「句」と呼ばせていただくことがあります。ご了承ください)

すべての方の句に触れたいところですが、去年やってみて(流石にこりゃきついわ)と思いましたので、「秀逸十句選」という形で評を添えさせていただいて、今回の企画の納とさせていただきます。なお、順不同です。では、どうぞ。


①いつか見たいなかの夜の星空をいつか都会(ここ)でも見れますように。

最後の「。」が効いてるんじゃないでしょうか。都会のルビも嫌味がなくていいと思います。
降ってきそうな星空に思いを馳せた短歌、とても綺麗です。


②柿の実を吊るしたままで夜になる時間がたつとほしがきになる

う、うまい!(笑)「干し柿になる」と「星が気になる」を掛けてきましたね。
短歌の音数でよくこれだけ綺麗にまとめたもんだ、と感心いたしました。
「ほしがきになる」は短冊でも太字になっていて、ぜひ見せたいくらいの気迫……。


③M2だけど 留年するので 最後じゃなくなりました (副題『P.S.』)

つらい。つらすぎる。圧倒的な字余りが悲しみの余韻を誘いますね……。


④祭の夜遼遠に遠き秋蛍

すごくいい句になりそうなんですが、「遼遠に遠き」の意味のダブリだけは気になりました。
祭(この場合は学祭ですかね)の賑わいと、遠くの秋蛍を綺麗に取り合わせてくださいました。


⑤薄夜の揺るゆるゆると星瞬き

この句はけっこう高度ですよ。俳句やってる人の句かな。
「薄夜の揺る/ゆるゆると星瞬き」と切れていますね、おそらく。「揺る」は「揺れる」の古語でしょう。
薄が揺れる夜、と表現せずに「薄夜の揺る」と表したことで出た壮大さ、それにぶつけられる星星のまたたきの「ゆるゆる」さ。
とても景色が大きくて惚れ惚れした句です。


⑥さいごにも笑顔でいたねべにしだれ

「べにしだれ」は、紅枝垂、春に紅葉するもみじですね。かなり珍しい季語を使ってくれたところにチャレンジを感じます。


⑦朝寝坊 NF(シフト)遅れて ごめんなさい     しょくしゅ

俳句コーナー使って謝るあたりあざとくて許す気になれないのでおごってください。


⑧校舎裏君はひとりの冬の星

ぽつんと校舎裏に立っている主人公、そこから一気に冬の星へと広がる景色がとても綺麗で、静謐な空気の漂う一句ですね。


⑨星なんてそこの辺りにあるだろう

うってかわって、粗暴さの出ている句。これはこれで、アリですね。投げやりな感じが、作者のハニカミにもとれて、良さ。


⑩熱狂の1984レボリューション「必要な犠牲 ごちそうさまでした。」

僕は1984と言われるとジョージ・オーウェルが浮かぶのですが、なんだか底知れないものを感じて選んでしまいました。真意が聞きたいところ。



以上です!たくさんの投句、ありがとうございました!


Edit 01:39 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

創作方法、いろいろ

小松菜です。11月上旬のブログ担当でしたが、書こうと思っては忘れを繰り返し、気がつくとNFの前日になってしまいました。本当に申し訳ございません。

NFも気になるところですが、今回は創作方法について、これまで散々述べられているとは思いますが、少しお付き合い願います。

私は主に小説を書いています。(最近絵の頻度が上がっていますが。)
これまでに小説や物語を創るにあたって、創る方法は二種類ありました。

一つは、先に結末を考える方法。
短編をかく時にはこうなります。まず、もやんとした世界を考えます。登場人物が「どうなっているか」を考え、「どうしてそうなっているのか」を考えていきます。物語に合わせて主人公などのキャラが決まって、書くのは楽ですし、
何より結末ができているので完結しやすいです。
作品として出来上がった時には、何とも言えない達成感があります。

二つ目は、結末を考えない方法。
自分で密かに(?)かく時にはこうなります。初めにキャラクターを完全に作り上げます。何人か作り上げたら、適当に創った世界にほうりこんで、様子をみます。
するとキャラクターたちがその世界の中で生活を始めます。私はそれを見ながら、記録をつけていきます。それをつなぎ合わせると物語が出来上がります。キャラの行動によって私が世界にいろいろ加えたりします。
暫く放っておいてから再び覗いたら、大喧嘩が始まっていたり、誰かに命の危険が迫っていたり、恋が生まれていたりしてびっくりすることがあります。またここで「どうしてこうなったのか」を考えなくてはなりませんが。
この方法で物語をかいているときはとても楽しいです。そこで生まれた謎がとけて、問題が解決した日にはテンションが高くなります。キャラに交じってハラハラドキドキすることもできます。
ただ、終わりません。どんな風に進むのか、創っている本人の私すら全くわかりません。
こうして脳内に転がっている小説が3つあります。

創作方法とは、創る人それぞれに違っているのではないかと思います。
皆さんはどうやって創作しているのでしょう。気になるところです。

それではNF、楽しみましょう!それと、頑張りましょう…!

Edit 00:37 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

徒然なるままに、ひぐらし

 ブログ11月中旬担当の陽鳥です。寒くなり、NFも近づいてきましたがいかがお過ごしでしょうか。
 オフセット本に引き続き、先日は企画・ぽえちゅ・イラストの〆切もあり、もうNFなのか~という感じがしています。
 
 ええと、なに書きたいのか迷走気味なのですが。
 最近いろいろと、人の考えを聞いてみたいなーと思うことがあります。〆切にむけてお話を考えてたり、後期が始まって新しい授業で読んだ作品に影響されたりしているように感じます。
 一つは、オマージュとか二番煎じとか二次創作とかの境界について。
 わたしは以前から、好きな曲からイメージして書いたりとかこっそりちょこちょこやっているのですが、何か(とりわけ、誰かの作品や言葉など)にインスピレーションを受けて創作する、ということの是非……と言うとオーバーですが、受け止め方について。かく側からも見る側からも。
 わたしは文学を専攻しているので(いちおう)、授業でもテキストを読んでいるときに、「この部分はほかにこういう人のこういう作品があってそれを踏まえていますね~」みたいな話が出てきます。パロディまではいかないけどそんな感じです。 なので寧ろ、ほかの作品を要素としてちりばめておくのは自分の作品を深める方法の一つ、みたいな感覚だったのですが、どうなのかなと思い始めました。あと単純に自分の好きなものを主張したいだけっていうのもありますが……。一方で、二次創作には原作に対する敬意びびりからなかなか手を出せていないので、二次創作をする人にもその感覚を訊いてみたいきがします。
 もう一つは、ゆりばらについて。
 企画本も何とか出したいなーってテーマ決まったあたりからいろいろ考えていたのですが、考えるほどにわからなくなる感じがもう……笑
 なんというか、企画本という性質上原稿内容の範囲がなかなか難しかったんじゃないかと思って、どんな感じでほかの方が書いてらしたのか訊いてみたいです。以前百合学基礎論みたいのが開かれていたように記憶していますがだんだん理系な感じになってわからなくなったので、またゆりばらを復習(?)したいとも思います。
 あと、一番新鮮(?)な話。長くなったので畳みました。

Edit 18:47 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top

 

今月の担当

 

今月の担当日&担当者、のようなものです。これ以外の日にも、これ以外の人が更新したりします。

今月の担当は
上旬:日比谷
中旬:安野
下旬:西桜 です。

 

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