嗚呼、作業の丁寧さを与え給へ
端本昴です。
日ごろ絵を描くにあたり、下書き・ラフを本番用の紙に写す作業を簡略化したいなぁ、という思惑の元、3月末ごろ世に言うトレース台というものを試作してみました。半分ストレス発散も兼ねて工作を始めたのでかなり粗雑なつくりのままですが、一応市販のものよりは材料費にして半額くらいには収まってるはずです(材料以外に手元に揃わなかった工具購入費を合わせたらトントンですけども。その辺は道楽です)。手作業でも最低限自分で使えるくらいのものは作れたよ、という大雑把なメイキング記事にしてみましたので関心あればどうぞ~。
こんな感じのものができました。LED照明で、A4サイズぴったりの天板サイズになっています。天板部・配線部・高さ補正兼底板の三層をネジで留めて一応の形に仕上がっています。ちなみに実際漫画原稿用紙を上に載せてみるとこんな感じになります。

天板は5mm厚のアクリル板を中心にしています。使う板のサイズ(アクリル板用のカッターが便利)に合わせて角材で枠を作り、そこに板をはめ込んで作ってます。
配線部は、AC/DCアダプタでコンセントから電源をとって、1kΩの可変抵抗・スイッチを介して2個直列接続したLEDを24組並列接続しました。この辺の部品はネットでも通販できます(私は"秋月電子通商"というところを利用しました)。LED回路は、1mm厚程度のやわなアクリル板がたまたま部屋にあったのでそれに電動ドリルで穴を開けてLEDをはめ込み、導線・抵抗をちまちま半田でつないでます(めんどくさい!)。スイッチ類は、薄めのアクリル板に穴を開けてはめこみ、台の側面(写真上側にじつは並んでいます)に並べます。
高さ補正兼底板の部分は、LED配線ができるだけ接触しない程度に、またスイッチ系統が側面に綺麗に収まる程度の厚みをもった角材で枠を作るとよいとおもいます。最後は適切な長さのネジで留めるか、又は木材部分は木工用ボンドで接着するなどして、三つの部分をつなげて完成となります。
大まかな流れはこんな感じでした。一度全工程を踏んでみると、事前に考えていたよりうまくいかないところや改善点がぼろぼろでてきます。木材カットとアクリル板カットを正確にやらないと箱としての仕上がりがよくない、とかスイッチ系統のサイズ問題、LEDの光を拡散させるほうがもっと目に刺激がすくなくていいよな、とか・・・。時間をどこかで作って、LED配線以外の部分を綺麗に作り直したいところです。まぁ、久々に手工作をしたり電気回路の勉強したりと、いいストレス解消になった数日間でした。絵描きのみなさん、おひとつどうでしょうか?え、デジタルだからいらない?ですよねぇ・・・orz
長文読了多謝です☆
[制作参考ウェブサイト:LEDトレース台の自作
明らかにこちらで紹介されてるプラスチックケース素材のほうが安価に仕上がるし加工の手間が少ないんですよね。近くのお店でなかなか適当なケースを見つけられなかったもので・・・。]
P.S.最近になって、時々接触が悪いのかちらつくことが多いです。半田付けに失敗してるのだろうなぁ・・・。(2010.11.24)
[端本昴]
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