房総半島を輪廻する(笑)
こんにちは。美崎あらたです。
そして新入生のみなさまは合格おめでとうございます!
まったく何の関係もなく、ブログ担当でもないのですが、ちょっと千葉県に一人旅してきたので、その模様を書こうと思います。お暇な方はどうぞ。なんかいっぱい書いちゃったので写真をチラ見するだけでも(笑)
本編は追記で。
そして新入生のみなさまは合格おめでとうございます!
まったく何の関係もなく、ブログ担当でもないのですが、ちょっと千葉県に一人旅してきたので、その模様を書こうと思います。お暇な方はどうぞ。なんかいっぱい書いちゃったので写真をチラ見するだけでも(笑)
本編は追記で。
輪廻するとか言いながら、まぁ、一周してきただけです。言いたかっただけ。べ、別に聖地巡礼なんかしないんだからねっ…とフラグを立てたところで。
夜行バスで行って夜行バスで帰ってくるという(絶妙に邪魔なところにバイトが入っていて、時間が取れなかったのです)無駄にハードな一人旅だったのですが、なんやかんやで楽しく行きました。
僕はたまに思いつきで一人旅に出かけるのですが、なぜ一人で行くのかといえば、友達がいないから…ではなく(いや、それもあるかも)、一人旅には一人旅の趣があるからです。見知らぬ土地で列車に乗り、聞き慣れぬ方言をBGMに、ぼんやりと文庫本なんかを紐解く。そしてふと窓から景色を眺め、思えば遠くまで来たものだなーなんて思うわけです。この『ぼんやり』というのが重要で、こういう状況に身を置くことによって、パッといいアイディアが浮かんだり浮かばなかったりするのです。
あとは、普通に見聞を広めるという意味でも一人旅は良いものです。僕は字書きなので、いろいろな描写をしなければならないわけですが、フィクションであれノンフィクションであれ、風景の描写にはある程度のリアリティが必要とされます。こればっかりは実体験がモノを言うと思います。どんなハイビジョンテレビでも、その場のにおいや音、温度は伝えられないわけですから。村上春樹さんが、どこかで「良い文章を書くには、まずよく生きなければならない」みたいなことを言っていた気がするんですが、僕はこういう事なんじゃないかなーと、勝手に思っております。
さて、前置きが阿呆みたいに長くなりましたが、ここからが本編です。
3月18日の夜、京都駅から夜行バスで出発。バスを待っている間にバイト先(個別の塾)の生徒(もうすぐJK)と遭遇しかけ、あわてて人ごみにまぎれる。ご存じない方のために説明すると、女子中学生というのは、平気で「先生、彼女いんのー?」(塾のある地元が大阪なので関西弁)とか聞いてくる危険な生物である。塾外では遭遇したくない。おそらく彼女らはディズニーランドにでも行くのだろう。さらに、同じバスにクラスメイト(♂)がいるような気がする…という非常事態。あんまりしゃべったことがない系の、そもそも名前が思い出せない系の男子である。ウルトラ気まずいので、気が付かないふり(おそらくお互いに)をしてスルー。夜行バスに乗るだけなのに、すでに物語は始まっている!?
3月19日の朝、千葉駅に到着。そしてJR内房線に乗り、景色は徐々に田舎へシフトする。やがて第一の目的地である保田駅に到着。ここから鋸山・日本寺へ徒歩で向かいます。海沿いの田舎ということもあって、ひたすら人がいない。観光客は車で山の中腹にある駐車場まで行くのが普通であり、僕みたいに駅から歩いて表参道を通る人は少ないらしい。そして入り口の受付にも人がいない。拝観料600円はどうすれば…と思いつつも、勝手に入っていく。すると、道中で掃除をする住職さん(?)に遭遇。「下から登ってこられました?」「あ、はい」「では、ここで受付しておりますので」「…そうですか」僕の手から彼の手に600円が渡される。彼の手から僕の手に日本寺の地図が手渡される。さて、気を取り直してまずは日本一でかい(らしい)大仏を目指す。

本当にでかかった。そしてなんだか厳つい(胸の傷とか)。観光地に行くと必ずと言っていいほど「写真とってもらえますか」と頼まれる系男子である僕は、慣れた手つきでリア充カップル(おそらく60代)の写真を大仏背景で取り、さらに山を登っていく。もはや普通に登山である。果てしなく続く階段を見て、元山岳部の血が騒ぐ(笑)。そして山に入ると必ずと言っていいほど道を尋ねられる系男子でもある僕は、慣れた手つきで地図を開き、おじさん二人組に現在地を説明し、山頂をめざす。ふと気が付くと、後ろの方から小学生たちの声が聞こえる。遠足に来ているようだ。

山頂。断崖絶壁と太平洋を見渡せる絶景。そして歓喜する小学生。「すっげぇー」「たかーい」etc…そしてまったく意味はわからないが、みんなで「かめかめは~」を連呼していた。「やっほー」感覚で。おもしろすぎる光景でした。まったく…小学生は最高だぜ!

『地獄のぞき』を下から見た図。さっきまであそこにいました。さて、他にもいろいろありましたけれど、そろそろ次に行きましょうか。再び電車に乗り、内房線を終点まで行きます。その終点とは…

安房鴨川です。残念ながら天気が微妙。輪廻のラグランジェの舞台ともなっていますが、あんまり宣伝はしていませんでしたね。公民館の前にポスターが貼ってあったんですが、その公民館は休館日。平日なもので人がいない。店もあんまり開いていない。基本はサーファーが集まる街のようなので、時期もまだ早かったみたいですね。しかし、ジャスコ1階お土産屋のおばちゃんはいい人でした。「試食してみる?」と言って差し出されたのは、せんべいがこれでもかというほど詰め込まれた小さい袋。「いや、ひとかけらでいいっす!」と思いながらも、結局受け取ってしまう僕。帰りの電車のおやつになりましたとさ。あ、そういえば、このお店に京乃まどか役・石原夏織ちゃんが来た時の写真が貼ってありました。
そんなこんなで、後は外房線で千葉駅にもどり、房総半島一周が完了しました。書き始めるとついつい長くなってしまい、申し訳ないです。ではまた(まるっ!)
夜行バスで行って夜行バスで帰ってくるという(絶妙に邪魔なところにバイトが入っていて、時間が取れなかったのです)無駄にハードな一人旅だったのですが、なんやかんやで楽しく行きました。
僕はたまに思いつきで一人旅に出かけるのですが、なぜ一人で行くのかといえば、友達がいないから…ではなく(いや、それもあるかも)、一人旅には一人旅の趣があるからです。見知らぬ土地で列車に乗り、聞き慣れぬ方言をBGMに、ぼんやりと文庫本なんかを紐解く。そしてふと窓から景色を眺め、思えば遠くまで来たものだなーなんて思うわけです。この『ぼんやり』というのが重要で、こういう状況に身を置くことによって、パッといいアイディアが浮かんだり浮かばなかったりするのです。
あとは、普通に見聞を広めるという意味でも一人旅は良いものです。僕は字書きなので、いろいろな描写をしなければならないわけですが、フィクションであれノンフィクションであれ、風景の描写にはある程度のリアリティが必要とされます。こればっかりは実体験がモノを言うと思います。どんなハイビジョンテレビでも、その場のにおいや音、温度は伝えられないわけですから。村上春樹さんが、どこかで「良い文章を書くには、まずよく生きなければならない」みたいなことを言っていた気がするんですが、僕はこういう事なんじゃないかなーと、勝手に思っております。
さて、前置きが阿呆みたいに長くなりましたが、ここからが本編です。
3月18日の夜、京都駅から夜行バスで出発。バスを待っている間にバイト先(個別の塾)の生徒(もうすぐJK)と遭遇しかけ、あわてて人ごみにまぎれる。ご存じない方のために説明すると、女子中学生というのは、平気で「先生、彼女いんのー?」(塾のある地元が大阪なので関西弁)とか聞いてくる危険な生物である。塾外では遭遇したくない。おそらく彼女らはディズニーランドにでも行くのだろう。さらに、同じバスにクラスメイト(♂)がいるような気がする…という非常事態。あんまりしゃべったことがない系の、そもそも名前が思い出せない系の男子である。ウルトラ気まずいので、気が付かないふり(おそらくお互いに)をしてスルー。夜行バスに乗るだけなのに、すでに物語は始まっている!?
3月19日の朝、千葉駅に到着。そしてJR内房線に乗り、景色は徐々に田舎へシフトする。やがて第一の目的地である保田駅に到着。ここから鋸山・日本寺へ徒歩で向かいます。海沿いの田舎ということもあって、ひたすら人がいない。観光客は車で山の中腹にある駐車場まで行くのが普通であり、僕みたいに駅から歩いて表参道を通る人は少ないらしい。そして入り口の受付にも人がいない。拝観料600円はどうすれば…と思いつつも、勝手に入っていく。すると、道中で掃除をする住職さん(?)に遭遇。「下から登ってこられました?」「あ、はい」「では、ここで受付しておりますので」「…そうですか」僕の手から彼の手に600円が渡される。彼の手から僕の手に日本寺の地図が手渡される。さて、気を取り直してまずは日本一でかい(らしい)大仏を目指す。

本当にでかかった。そしてなんだか厳つい(胸の傷とか)。観光地に行くと必ずと言っていいほど「写真とってもらえますか」と頼まれる系男子である僕は、慣れた手つきでリア充カップル(おそらく60代)の写真を大仏背景で取り、さらに山を登っていく。もはや普通に登山である。果てしなく続く階段を見て、元山岳部の血が騒ぐ(笑)。そして山に入ると必ずと言っていいほど道を尋ねられる系男子でもある僕は、慣れた手つきで地図を開き、おじさん二人組に現在地を説明し、山頂をめざす。ふと気が付くと、後ろの方から小学生たちの声が聞こえる。遠足に来ているようだ。

山頂。断崖絶壁と太平洋を見渡せる絶景。そして歓喜する小学生。「すっげぇー」「たかーい」etc…そしてまったく意味はわからないが、みんなで「かめかめは~」を連呼していた。「やっほー」感覚で。おもしろすぎる光景でした。まったく…小学生は最高だぜ!

『地獄のぞき』を下から見た図。さっきまであそこにいました。さて、他にもいろいろありましたけれど、そろそろ次に行きましょうか。再び電車に乗り、内房線を終点まで行きます。その終点とは…

安房鴨川です。残念ながら天気が微妙。輪廻のラグランジェの舞台ともなっていますが、あんまり宣伝はしていませんでしたね。公民館の前にポスターが貼ってあったんですが、その公民館は休館日。平日なもので人がいない。店もあんまり開いていない。基本はサーファーが集まる街のようなので、時期もまだ早かったみたいですね。しかし、ジャスコ1階お土産屋のおばちゃんはいい人でした。「試食してみる?」と言って差し出されたのは、せんべいがこれでもかというほど詰め込まれた小さい袋。「いや、ひとかけらでいいっす!」と思いながらも、結局受け取ってしまう僕。帰りの電車のおやつになりましたとさ。あ、そういえば、このお店に京乃まどか役・石原夏織ちゃんが来た時の写真が貼ってありました。
そんなこんなで、後は外房線で千葉駅にもどり、房総半島一周が完了しました。書き始めるとついつい長くなってしまい、申し訳ないです。ではまた(まるっ!)
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