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人間の同一性について

二回の白澤です。
本当は自己紹介がてら創作論とか書きたかったのですが、一年ほどここに所属していてもあまり蓄積されてこなかったのであまり語れることはありません。強いて言えば、「考えるより書く」ということを大事にしています。

それはさておき、ちょっと前に友達と「人間の同一性」をめぐって議論になったのでそれについて書きたいと思います。簡単に言いますと、「人間は何をもって同じ人間と言えるのか」ということです。

そもそもの発端はドッペルゲンガー(ここでは人間と出会うと体を乗っ取ってしまう幽霊的なもの)について話していたときです。ドッペルゲンガーがある人物を乗っ取り、その人物になりきろうとした場合、最終的にそいつは本人になるのでしょうか。私はそうなるとは思えませんが、友達によると同じ環境で育つことによって徐々に中身も漸近していくのだそうです。

ところで、人間は「人格」「記憶」「体」の三つにより構成されているとみることが出来ます。ではこのうちのどれが欠けていれば違う人間となり、どれがそろっていれば人間ではないのでしょうか。よく「外見で人を判断してはいけない」「人間は外見より中身だ」というようなことは言われますし、「体」ぐらいは異なっても同じ人間と言えるような気もします。記憶についてはどうでしょうか。記憶喪失になった人を同じ人間として見ることは出来るでしょうか。とはいえ記憶喪失になった人間に対して「お前はもう元のお前ではない」と言い放つことは問題があるような気がします。最後に「人格」ですが、これについてはわかりづらいです。記憶の違いや体の違いは客観的な基準で判断できますが、そもそも人格については主観的にしか「異なる」という判断が下せない気がします。さらに人間の人格は変わりゆくものです。ドッペルゲンガー的なものが出てこなくても、衝撃的な事件に直面するなどすれば人格が変わることはありえる気はします。

というようなことを議論していたらすごい時間が経つのが速かったです。また、この議論で気が立って無関係の友達に議論をふっかけて論破しようとし、非常に迷惑がられたこともありました。結論を出すことはなかなか難しいですが、議論をすることは楽しかったです。

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Comment

 
 

2014.07.08 Tue 12:52

たくさんのご意見ありがとうございます。
まさかこんなにコメントがつくとは思いませんでした。

もっちーに君
定義は自分でもまだよく分かりません。模索中です。
周りの人間、とありますが個人的には本人の認識も入れたほうがいいのではないかと思います。

美崎さん
明確な答えの出ない問題で登場人物に色々考えさせるのは確かにおもしろそうです。

公木さん
確かにSFのような科学が発達して体とか記憶とかが複製できたり、人格のようなものが作り出せるような世界観だと同一性が問題となりやすいですね。

燕子花さん
創作物を読んでいると、読者が客観的に判断出来るため「体」「記憶」が変わっているだけだと同じ人物だという判断が多いと思います。ただもし現実で誰かの体とか記憶が変わっている人がいたら自分はどう判断するかは不安です。
  • #PYszUxIE
  • 白澤
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2014.07.07 Mon 22:40

「体」
体が変わったら違う人と考えた場合、ごちうさのティッピーとか、ブラッドラッドのアキムとかは違う人になったりってことになるけど、まぁ、そんな認識はしてねぇわな。

「記憶」
efの千尋ちゃんとか、一週間フレンズの藤宮さん、極黒の寧子とか、程度の差はあれ、記憶の欠落により、別人扱いにはなってない。でも、同一性を揺さぶる要因にはなりうる重要性は持っている。逆に、他者が記憶コピーしたから元の人と同一か? という考え方もできるかな。

ところで寧子さんだけど、寧子さんが寧子さんである要因の一つに身体的特徴が出てくんだよな、これは「体」が同一性を示す上で重要な例の一つになりうる。この場合、構成要素というより確認要素、十分条件のような気もするけどな。

「人格」
多重人格とか、覚醒状態とか、人格変わるのも色々あるけど、多重人格の場合は別カウント、覚醒の場合はノーマルと同一扱いが多いかな、でもどっかでそのカウントと逆なこともあるわけで、微妙だな。
あと、中身入れ替え系は、中身が同一人物ってことになってるな。

「時間軸の連続」
異世界飛んだりパラレルワールドだったり、時間軸自体ががっぽり変わった場合はどうかなぁとか思った。主人公一人飛んだだけでも同一人物判定することが多いよな。時間軸変わってる時点で連続って言えない気もするけど。


他者の認識とか、重要ファクターはあるだろうけど、絶対はないし、流れとかで変わるよなとか思う。でも、大凡一般的に同一判定されるシチュとかあるのも事実で、詰まるところ分からん。雰囲気だよというのと悩め! って言葉が私の現時点での認識かな
  • #-
  • 燕子花
  • [URL]
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2014.07.07 Mon 19:07

自己同一性の話って、SFと親和性高いよね。
てなわけで、自己同一性の話も扱ってる、小川一水の「フリーランチの時代」って短編集があるんだけど(ry
  • #-
  • 公木一人
  • [URL]
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2014.07.07 Mon 15:52

実験小説を書いてみてはどうでしょう。
何か人間の同一性が問題となるような状況に登場人物を配置し、そこで彼らがどう動くか実験する、みたいな。このテーマだと、ドッペルゲンガー以外にクローンとかロボット、アンドロイドとか使えそうですね。

「気がします」だけでは論文は書けないけれど、小説なら書けると思いますよ。
  • #-
  • 美崎あらた
  • [URL]
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2014.07.07 Mon 11:52

体は多分違いますね。
それが必要な場合、代謝しただけで別人になってしまいますから(テセウスの船を参照)

人格や記憶についても賛成。《人が変わったように》という比喩があるけど、それが僕を僕以外の誰かたらしめるわけじゃないし


この記事を見る限りでは、どうすればその人が同じ人だと見なせるかという定義が抜けているせいで水掛け論になっているように見える。
Well-Definedな同一性を探るための議論と言えなくもないが。

ちなみに僕の考える定義は《時間軸を考えた時に連続性が見つかるか否か》です。人間に置き換えるなら、《周りの人間(任意で良いが複数)が対象となる人間の時間軸的連続性を認められるか否か》でしょうか。厳密には観察者を神としたいのだが、それでは測定が不可能なので断念。
任意で良いとしたのは、知らない人の意見は【その人が連続して知らない】という属性を付加できるからです。

人間が同一性を認めるのは、五秒前に俺の目の前に居たのはこいつだったしなァ、的な考えだと思う。つまり、多人数の主観でしか、現実的に同一性を計る方法はないと思っています


以上、べらべらと失礼
  • #hon97yRM
  • もっちーに
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