夏コミです!夏コミなのです!
月日は百代の過客ですね。何でもう夏休みの25%が終了してるのだ・・・?
いや、まだこれからこの三倍の休みがあると考えるんだ、もっちーに!
当サークル名称未定は、コミケット86の一日目に、西地区あ-21aにて冊子を販売させていただきます、よろしければご覧になっていってくださいませ!
今回は小説が多目となっておりますので読み応えがあると自負しております。私のだけレベル低いとか言わないで
もし興味をお持ちになってくださったならば、当サークルをお尋ねいただけると幸いでございます
あ、以下は宣伝とか関係なく、私の所感をぶちまける場といたしますので、お暇な方だけ読んでいただけると……。
背景の描写って難しいですね。私の場合はつい忘れてしまう、と言った方が良いのかもしれませんが。
私が作品を書く時は、基本的に頭の中で「この登場人物なら、この時どんな風に動くかな?」を考え、それだけで進んでおります。AならばBゆえにCだ、という形ですね。良い風に言えばリアリティを求めていて、悪い風に言えばエンターテインメント性に欠けています。だからでしょう、割と逡巡が少ない登場人物が多いんですよね……。
そしてその弊害の最たるものとして、描写不足が発生してしまいます。人物がどう動くかに注目しすぎているということは、その周囲が如何なるものなのか、そこに自分は目を向けていないということになります。これはキツイ。人物の心情は、当然周囲の雰囲気にも影響を受けるからです。再現をしてもらいたいのです。出来ないとなると、それは一大事だ。
でも、背景の描写ってどこまで必要なのでしょう?ちょっと思考実験です。
①「劇場の中にある舞台に彼は立っていた」
②「劇場の中にある薄暗い舞台に彼は立っていた」
③「寂れた劇場の中にある薄暗い舞台に彼は立っていた」
④「寂れた劇場の中にある、ほんの一つのスポットライトに照らされただけの薄暗い舞台に彼は立っていた」
⑤「寂れた劇場の中にある、年季の入ったほんの一つのスポットライトで一部だけが寂しく照らされただけの、そんな薄暗い舞台に彼は立っていた」
⑥「客足が少なく今にも倒産してしまうのではないかと危惧してしまうほどに寂れた劇場の中に一つだけある、年季の入ったほんの一つのスポットライトで一部だけが寂しく照らされただけの、そんな薄暗い舞台に彼は立っていた」
⑦「出来た当初から少しの間こそ親子や恋人同士で賑わうものだったのに今では客足が少なく今にも倒産してしまうのではないかと危惧されているほどに寂れた劇場の中に一つだけある、年季の入ったほんの一つのスポットライトで一部だけが寂しく照らされただけの、そんな薄暗い舞台に彼は立っていた」
ちょっと例示。一文だけで描写してみます。二文以上にはしないものとします。
もちろん、全てを書くことは不可能だから、描写すべきなのは優先して渡したい情報だけ。当然のことを言っていますね。ただ私にはこの能力が欠けていますので、これを明示することが必要なのかもしれません。
書きたいことは同じで、少し寂しい主人公を書きたいとしましょう。そして主人公は少し俳優業を齧っていて、しかしこの劇場にはあまり縁がない、と仮定。
寂しさの描写が全くなされていない①は明らかにおかしいでしょう。これでは想像の幅が広すぎる。どんな舞台なの?という質問が返って来るのは明々白々でしょう。
②も分かりにくいですね。薄暗い、という三文字で大きく印象が変わりましたが、それでも今一つ状況が伝わらないのかもしれませんね。ただ人が居ないだけなのかもしれない。
③はどうでしょうか?劇場のほうに情報を付けてみました。私的には、ぶっちゃけここでOKとも思います。ただ、イメージの再現性を追求するならば、明らかにこれでは足りない。
④では薄暗さを詳しく描写してみました。しかしこの方向で描写するならばもっと情報を出した方が良いのではないか?
⑤、スポットライトを説明。埃っぽさが出ました。多分私はここで止めるでしょう。
⑥は劇場についての描写をより細かく。ちょっと過多かな、と思いますが、これくらいなら許容範囲ですかね?むしろ情報が足りないという方もいらっしゃるかと思いますが
⑦、そんなに要らないんじゃない?と私は思ってしまいます。今回は、過去の情報がなくても伝わるじゃないか、と思うわけなのです。
やはり個人的には⑤がベストですね。必要ぎりぎりの情報で書くのが良いと思っています。過剰に書くのは強調したい部分だけでOKなのでは?と思うわけで。ただし後で見返してみてやっぱり足りないのか?と思うことがあり。自分の中ではイメージが完成しているので、ちゃんと出来ているのかは不安になるわけなのです。うぎぎ・・・
おや?ツッコミが聞こえますね、せめて舞台についての描写をしろ、と。
……恒例の、私の着目点が怪しいせいです。例を書き終えてから「あっ」と思ったのですが。これだから俺は……
そしてそんな描写不足の塊から、グロシーンや鬱シーンになると異様に描写が細かくなるのが個人的にもはや恒例になりつつあって悲しい。もうちょっと配分を良い感じにしたいorz
やはり、自分から環境と言うものに着目してみるべきなのでしょう。背景を白のままで考えるのではなく、周囲がどんな場所なのかを考えたまま、作品を進めていかなければ……。次こそはまともなもの書くぞと決意したのだから……
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背景の描写って難しいですね。私の場合はつい忘れてしまう、と言った方が良いのかもしれませんが。
私が作品を書く時は、基本的に頭の中で「この登場人物なら、この時どんな風に動くかな?」を考え、それだけで進んでおります。AならばBゆえにCだ、という形ですね。良い風に言えばリアリティを求めていて、悪い風に言えばエンターテインメント性に欠けています。だからでしょう、割と逡巡が少ない登場人物が多いんですよね……。
そしてその弊害の最たるものとして、描写不足が発生してしまいます。人物がどう動くかに注目しすぎているということは、その周囲が如何なるものなのか、そこに自分は目を向けていないということになります。これはキツイ。人物の心情は、当然周囲の雰囲気にも影響を受けるからです。再現をしてもらいたいのです。出来ないとなると、それは一大事だ。
でも、背景の描写ってどこまで必要なのでしょう?ちょっと思考実験です。
①「劇場の中にある舞台に彼は立っていた」
②「劇場の中にある薄暗い舞台に彼は立っていた」
③「寂れた劇場の中にある薄暗い舞台に彼は立っていた」
④「寂れた劇場の中にある、ほんの一つのスポットライトに照らされただけの薄暗い舞台に彼は立っていた」
⑤「寂れた劇場の中にある、年季の入ったほんの一つのスポットライトで一部だけが寂しく照らされただけの、そんな薄暗い舞台に彼は立っていた」
⑥「客足が少なく今にも倒産してしまうのではないかと危惧してしまうほどに寂れた劇場の中に一つだけある、年季の入ったほんの一つのスポットライトで一部だけが寂しく照らされただけの、そんな薄暗い舞台に彼は立っていた」
⑦「出来た当初から少しの間こそ親子や恋人同士で賑わうものだったのに今では客足が少なく今にも倒産してしまうのではないかと危惧されているほどに寂れた劇場の中に一つだけある、年季の入ったほんの一つのスポットライトで一部だけが寂しく照らされただけの、そんな薄暗い舞台に彼は立っていた」
ちょっと例示。一文だけで描写してみます。二文以上にはしないものとします。
もちろん、全てを書くことは不可能だから、描写すべきなのは優先して渡したい情報だけ。当然のことを言っていますね。ただ私にはこの能力が欠けていますので、これを明示することが必要なのかもしれません。
書きたいことは同じで、少し寂しい主人公を書きたいとしましょう。そして主人公は少し俳優業を齧っていて、しかしこの劇場にはあまり縁がない、と仮定。
寂しさの描写が全くなされていない①は明らかにおかしいでしょう。これでは想像の幅が広すぎる。どんな舞台なの?という質問が返って来るのは明々白々でしょう。
②も分かりにくいですね。薄暗い、という三文字で大きく印象が変わりましたが、それでも今一つ状況が伝わらないのかもしれませんね。ただ人が居ないだけなのかもしれない。
③はどうでしょうか?劇場のほうに情報を付けてみました。私的には、ぶっちゃけここでOKとも思います。ただ、イメージの再現性を追求するならば、明らかにこれでは足りない。
④では薄暗さを詳しく描写してみました。しかしこの方向で描写するならばもっと情報を出した方が良いのではないか?
⑤、スポットライトを説明。埃っぽさが出ました。多分私はここで止めるでしょう。
⑥は劇場についての描写をより細かく。ちょっと過多かな、と思いますが、これくらいなら許容範囲ですかね?むしろ情報が足りないという方もいらっしゃるかと思いますが
⑦、そんなに要らないんじゃない?と私は思ってしまいます。今回は、過去の情報がなくても伝わるじゃないか、と思うわけなのです。
やはり個人的には⑤がベストですね。必要ぎりぎりの情報で書くのが良いと思っています。過剰に書くのは強調したい部分だけでOKなのでは?と思うわけで。ただし後で見返してみてやっぱり足りないのか?と思うことがあり。自分の中ではイメージが完成しているので、ちゃんと出来ているのかは不安になるわけなのです。うぎぎ・・・
おや?ツッコミが聞こえますね、せめて舞台についての描写をしろ、と。
……恒例の、私の着目点が怪しいせいです。例を書き終えてから「あっ」と思ったのですが。これだから俺は……
そしてそんな描写不足の塊から、グロシーンや鬱シーンになると異様に描写が細かくなるのが個人的にもはや恒例になりつつあって悲しい。もうちょっと配分を良い感じにしたいorz
やはり、自分から環境と言うものに着目してみるべきなのでしょう。背景を白のままで考えるのではなく、周囲がどんな場所なのかを考えたまま、作品を進めていかなければ……。次こそはまともなもの書くぞと決意したのだから……
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