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定義の話

9月11日はまだ上旬。そんな気持ちでいっぱいの白澤です。
ブログ管理画面にログインするときに思ったのですが、少し感覚が開くとパスワードをすぐ忘れます。毎回いくつか入力して思い出すのですが、メモするわけにも使い回しするわけにもいかずなかなかままなりません。

今回は全く書く事を考えていなかったのですがふと小説を書くときに思った定義の話でも書こうかと思います。特に目新しい話でもないので「もうその議論は知ってる」という方は読み飛ばしてください。

そもそもの発端は私が書いていた小説に出てくる学校です。風紀委員に鏡が持ち込み禁止だと言われるのですが、校内には鏡があります(当然ですね)。それで気になって調べたクラスメートが「これは鏡じゃない! 鏡みたいな別物だ!」と報告してくるというシーンです。それで小説の方は「鏡に似た景色が映るものは良くて鏡はだめなのか! これは怪しい! オカルト的な何かで鏡がだめなのかも!」という風に展開していく予定なのですがそれを書いていて少し引っかかりました。そもそも鏡持ち込み禁止に引っかかると言われそうですが。

一般的な鏡とは少し材質が違うとしても鏡と同じ機能を果たす以上、それは鏡なのではないか。そう考えると上記のシーンが訳の分からないシーンになってしまう訳です。そもそも鏡の定義とは材質ではなく映すという機能の方にあるような気もします。ちなみに手元の辞書を引いたら『光の反射を利用して、顔や姿を映して見る道具。ガラス板の裏面に硝酸銀溶液などを塗って作ること。古くは銅合金などの金属製』とありました。これで言えば、ガラス板があればとりあえず鏡で、あと金属であれば「古い」と形容詞がつくものの鏡と言えなくはなさそうです。ではすごいテカテカするプラスチックがあったらそれは鏡なのでしょうか。現時点では鏡とは言わなさそうですが、それが普及すれば鏡になりそうな気もします。

とはいえファンタジーとかオカルトとかそういうのが実在する世界観だと鏡というものは何かを映すという以上の意味を持ちます。鏡の中に世界があったり、邪を祓う効果があったり、三種の神器の一つも鏡ですし。プラスチックのすごいテカテカした鏡がそういう存在になるような気はあまりしません。

そんなわけで定義というのはフレキシブルなものだと思いました。それ故に共通理解が少なそうなものについて書くときは定義をしっかり示しておくのが大事でしょう(当然にして今更の結論)。今回の鏡については分かりやすくするために鏡に見えるけど材質はもう全然違うものとかにするのが良さげな気がします。

Edit 11:03 | Trackback : 0 | Comment : 1 | Top

 

Comment

 
 

2014.09.12 Fri 01:59

今の鏡も、例に出た硝酸銀なら銀だしというように、金属の被膜が反射してるという点で金属の鏡ですよ。
すっごく磨いて鏡みたいにする加工は鏡面加工とかいいますね。これはギリ鏡じゃない。のかな。鏡として売られてるわけじゃないし。
あと、鏡と同じ役割をするのは、ケータイとかの自撮りですね。自撮り用カメラがついていれば、シャッターを押さずにそのカメラでディスプレイに映すってやつ。
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