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 京大公認創作サークル「名称未定」の公式ブログです。
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雑記:創作の価値

 こんにちは。雪雫と申します。
 11月上旬です。上旬ったら上旬です。急に寒くなってきましたが、11月といえば、京大11月祭。
 創作サークル「名称未定」も、NFの準備を着々と進めております。
 吉田南4号館2階の、4共23に、ぜひ足をお運びくださいませ。

 ということで、今回のテーマは、「創作の価値」について、少し考えたことを。
 創作に値札を掲げることの意味、というものを考えたことがあります。
 私個人で論じるには難しく、非常にシビアな問題でもあるので、本の値段、冊子の値段、というものには触れることはいたしませんが、創作そのものの価値を、金銭によって定めてしまうことは可能なのか、という問題を考えることにしましょう。
 この形で疑問を意図的に設定した以上、私の有する答えは、その問いかけに対する否定の形を取ります。
 即ち、「創作そのものの価値を定量化することは出来ない」、という主張を行ってみたいと思います。
 それを支持する根拠として、以前に述べさせて頂いたように、私達の取り扱う創作というものは表現であり、表現は解釈のされ方によって、解釈した側に与えるものの質が変化する、と考えられるからです。

 私は昔から、所謂「フリーゲーム」と呼ばれる類の、インターネット上に公開され、無償で遊ぶ事のできるゲームが好きでした。というより今も好きで、私の創作の原動力も、実のところ、そういった無償で入手出来るものから受けたものが大部分を占めています。
 私はしばしば、「これだけ様々なものを頂いているのに、無料で遊べてしまっていいのだろうか」と考えてしまうことがあります。けれど、無料でなければ、私は手にしなかったのかもしれない。しかし、有料であってもとても感銘を受けた作品も幾つもありますから、創作と価格を結びつけるものは、触れやすさ、であるような気もします。その作品が無料であるか、有料であるかにかかわらず、作品そのものの価値自体に変化は無いはずです。
 無料で作品に触れられるということは、作品の価値自体が無料であることと等価ではないことは、決して忘れてはならないことだと思います。定量化することが困難であるからといって、価値がない訳ではないわけです。

 小説も、絵も、漫画も、音楽も、映像作品も、今は多くの人がインターネットに、「創作」として公開して、多くの人の目に触れさせることが容易に出来るような環境が整ってきています。特に、近頃ではそういった作品はたいてい「無料」であり、お金を出してネット上の作品を購入する、という感覚は、薄れているように思います。
 しかし、創作というものを本当の意味で受け止めるためには、価格や値段に惑わされずに、ありのまま、創作というものの価値を受け取り、評価する必要があるのではないのかと思うのです。

 また機会があれば、お会いしましょう。

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