NFの俳句のあれなんやらかんやら!
※下書き状態のまま公開した気になっていた……非常に申し訳ないです。以下、2月上旬分のブログです!!
――――――
やー、どもども、大雅です。どうやら単位は取れそうにありません。またヒトケタですかね。来年度からは頑張ります。(卒業できる気がしない)
さてさてまあ、日々それなりに健康的かつちゃらんぽらんに過ごしておるこのワタクシですが、悩みがないかといえばそんなことはない。それこそ単位も悩みの種の一つですし、サークルだったり俳句だったり、何かとノルマをおろそかに生きている気がなりません。先送り病の為せる業ですねえ。
…ノルマといえば!!あれですよ!
放置しておりましたNF=11月祭(11月、ここ重要)の俳句企画の講評!
ふっふっふっ、ついに…ついにこの負の遺産を消化してやる時が来たのです…!!(いや、作品たちは素晴らしいんだ。私が放置しているがためにクタしているようなもので。申し訳ないです)
そんじゃ、前置きも長くなってしまったことですし、ささっと一句ずつ見ていきますよ!(^o^)/
11/22、NF二日目ですね。お題は、「狐」でした。
地下深く響き渡るは狐声 イケーベー
イケーベーさんは三句投句してくださいました。私的お気に入りがこれです。地上の景を想像しがちな狐を地下にもってきて、聴覚に気持ちよさのある句だなと思いました。
冷たい手手袋買いにきつねの子 消しゴム
これ、面白いんですよ。何がって、狐なんですよ!!(そりゃそうだ)
狐は手袋しませんし、買い物もしないんですよね。そもそも手とはあまり呼ばずに前足と呼びますし。
あるいは、「冷たい手手袋買いに/きつねの子」というように中七後で切れていると考えると、買いに行く道中に狐に会ったのか?とか想像できますね。広がります。
化け狐二三紛れて学園祭 沙汰柳蛮辞郎
きっ、キサマは……!!沙汰柳蛮辞郎(さたやなぎ・ばんじろう)ではないか!!
なんと個人的な俳句関係のお知り合いが来てくださいました。そのときブースに居なかったことが悔やまれますね……
句のほうですが、これを読んだことによってNF当日の景色の見え方がちょっと変わってくるような、SF(すこしふしぎ)な句ですね。面白い!
十単位狐に化かされなくなった。 辛い金平糖
言うな……悲しすぎる。
最期の「。」が妙に切ない。他人事とは思えないです。
(10単位で済んでればよかったんですけどねえ)
狐踏む落葉の音や獣道 蒲生将五郎
正統派のきれいな句ですね。視聴覚にうまく訴えかけてきます。「落葉」は冬の季語なので気がさなりですが、景として一体化しているのであまり気にならないかな?
狐色空にふやけて夜が来る 雪雫
見たとき、オオッと声が出ちゃいました。なるほど、「ふやけて」ときたか、ナイス発見!!
季語としての機能はこの場合「狐色」で発生しませんが、それでも面白い句です。雪雫さんはもう一句投句してくださっています。
かじかんだ手で作ってみる狐かな 白野
あれですね、親指と中指薬指をくっつけてコンコン言いながら狐の真似をする手遊びですね。この場合は「かじかむ」が季語になります!冬の季語なんですね。
中八音でちょっとだけすわりが悪いですが、かじかんだ手を狐にするというのがほほえまおもしろいなあと感じました。
狐見て過ぎし月日に冷える胸 悠希
悠希さんは三句投句してくださいましたがそのうちの一句。「冷える」も季語ですが、ここでは精神的なものと捉えておきましょう。
フラッシュバックのようなものかな。ぞっとするところもありますね。
傘持たず晴間に濡れる私の目 もっちーに
華麗に兼題スルーされている句ですが、句自体は面白いなと思いました。たぶん、雨が降っているなかで体が濡れてしまったけれど、晴れ間がやって来た時には目だけが濡れている。そんな景でしょう。(涙かな?)
光の感じがとても好きです。
以上、二日目の句を見てきました。来月上旬に三日目の句を捌いていく予定ですので、こうご期待、です<(_ _)>
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やー、どもども、大雅です。どうやら単位は取れそうにありません。またヒトケタですかね。来年度からは頑張ります。(卒業できる気がしない)
さてさてまあ、日々それなりに健康的かつちゃらんぽらんに過ごしておるこのワタクシですが、悩みがないかといえばそんなことはない。それこそ単位も悩みの種の一つですし、サークルだったり俳句だったり、何かとノルマをおろそかに生きている気がなりません。先送り病の為せる業ですねえ。
…ノルマといえば!!あれですよ!
放置しておりましたNF=11月祭(11月、ここ重要)の俳句企画の講評!
ふっふっふっ、ついに…ついにこの負の遺産を消化してやる時が来たのです…!!(いや、作品たちは素晴らしいんだ。私が放置しているがためにクタしているようなもので。申し訳ないです)
そんじゃ、前置きも長くなってしまったことですし、ささっと一句ずつ見ていきますよ!(^o^)/
11/22、NF二日目ですね。お題は、「狐」でした。
地下深く響き渡るは狐声 イケーベー
イケーベーさんは三句投句してくださいました。私的お気に入りがこれです。地上の景を想像しがちな狐を地下にもってきて、聴覚に気持ちよさのある句だなと思いました。
冷たい手手袋買いにきつねの子 消しゴム
これ、面白いんですよ。何がって、狐なんですよ!!(そりゃそうだ)
狐は手袋しませんし、買い物もしないんですよね。そもそも手とはあまり呼ばずに前足と呼びますし。
あるいは、「冷たい手手袋買いに/きつねの子」というように中七後で切れていると考えると、買いに行く道中に狐に会ったのか?とか想像できますね。広がります。
化け狐二三紛れて学園祭 沙汰柳蛮辞郎
きっ、キサマは……!!沙汰柳蛮辞郎(さたやなぎ・ばんじろう)ではないか!!
なんと個人的な俳句関係のお知り合いが来てくださいました。そのときブースに居なかったことが悔やまれますね……
句のほうですが、これを読んだことによってNF当日の景色の見え方がちょっと変わってくるような、SF(すこしふしぎ)な句ですね。面白い!
十単位狐に化かされなくなった。 辛い金平糖
言うな……悲しすぎる。
最期の「。」が妙に切ない。他人事とは思えないです。
(10単位で済んでればよかったんですけどねえ)
狐踏む落葉の音や獣道 蒲生将五郎
正統派のきれいな句ですね。視聴覚にうまく訴えかけてきます。「落葉」は冬の季語なので気がさなりですが、景として一体化しているのであまり気にならないかな?
狐色空にふやけて夜が来る 雪雫
見たとき、オオッと声が出ちゃいました。なるほど、「ふやけて」ときたか、ナイス発見!!
季語としての機能はこの場合「狐色」で発生しませんが、それでも面白い句です。雪雫さんはもう一句投句してくださっています。
かじかんだ手で作ってみる狐かな 白野
あれですね、親指と中指薬指をくっつけてコンコン言いながら狐の真似をする手遊びですね。この場合は「かじかむ」が季語になります!冬の季語なんですね。
中八音でちょっとだけすわりが悪いですが、かじかんだ手を狐にするというのがほほえまおもしろいなあと感じました。
狐見て過ぎし月日に冷える胸 悠希
悠希さんは三句投句してくださいましたがそのうちの一句。「冷える」も季語ですが、ここでは精神的なものと捉えておきましょう。
フラッシュバックのようなものかな。ぞっとするところもありますね。
傘持たず晴間に濡れる私の目 もっちーに
華麗に兼題スルーされている句ですが、句自体は面白いなと思いました。たぶん、雨が降っているなかで体が濡れてしまったけれど、晴れ間がやって来た時には目だけが濡れている。そんな景でしょう。(涙かな?)
光の感じがとても好きです。
以上、二日目の句を見てきました。来月上旬に三日目の句を捌いていく予定ですので、こうご期待、です<(_ _)>
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