名称未定7月下旬担当
新入生が戸惑いと喜びの入り混じった感情を抱えていた春が終わり、休暇中の計画を練りながらテスト勉強に励む夏がやってまいりました。
皆さん、初めまして。私は葱希典(ねぎまれすけ)と申します。三重県出身で、文学部一回生です。
当サークルでは主に随筆を書いております。11月祭には、何か自分なりに調べたことをレポートの形で出せればと考えておりますが、当サークルの内部誌『幻想組曲』を読むたびに皆様の作品の質に驚くばかりです。まだまだ文芸初心者ではありますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
今回は私のペンネームの由来についてお話いたします。葱希典の名は、乃木希典のもじりであるとともに、思い出深い故郷の葱と、初めて書いた随筆のことを忘れずにいたいと思ってつけた名でもあります。
まず「葱」は、農家である父方の祖父母が作っていた葱に由来します。幼いころ、私は作業場のテーブルいっぱいに収穫した葱を広げて、手慣れた手つきでビニール袋に詰める祖父母をよく見ていました。そして葱を食べるたびにそれを作る祖父母を思い起こしたものでした。私は、現在田舎を離れた都会に住み、土から最も遠い文学部にいます。しかしそれでも、かくも思い入れのある葱という野菜を忘れたくないと思い、この「葱」の名を付けました。
次に希典の名については、初めて内部誌に投稿した作品『「坂道」の上の雲』が乃木希典について書いたものだからです。その作品は、人に「荒唐無稽過ぎる」と言われたほどで、文体も稚拙で論理飛躍が目立ちます。だから、その題材となった乃木希典は私に自分の文章力のなさを思い出させるのです。ゆえに、その第一作の題材を自分のペンネームに用いることで、初心を忘れずにいようと思います。ゆえに、ペンネームには希典とつけました。
かくいう理由で私は葱希典の名を名乗り、当サークルに所属しております。まだまだ至らないところも多いとは思いますが、どうかよろしくお願いいたします。最後までお読みいただきありがとうございました。
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