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 京大公認創作サークル「名称未定」の公式ブログです。
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気になっている言葉 

 葱です。ブログを書くのが遅くなりました。今回は、最近気になっている言葉について書きます。
 少し前から、「女子力」という言葉が広く使われています。男にとって、この言葉ほど定義しにくいものはありません。特に以下の6点が理解できません。
➀ 女子が何歳までの女性を対象とするのか。一般に未婚の若い女性のことを言いますが、既婚女性でも主観的判断によって女子に分類されることはしばしばあります。(また、なぜ男性は男子会や男子アナと言わないのでしょうか)
② なぜ男子力がないのか(あっても困りますが)。もしあるなら、『anan』あたりが特集を組みそうなものです。
 ないとなると、恋人たちの間で(同性も含む)は、「あなた男子力ないわね」はないのに、「君は女子力がないね」だけはあるという多少不平等な状況が生じますね。
③ なぜ女性力ではなく女子力なのか。
④ 一体何をする能力のことを指すのか。
 ある解釈では、手の込んだ料理を作る能力と解されることがあります。では、テレビに出てくるカリスマシェフと称されるおじさんは女子力が高いのでしょうか。また、きれいに身づくろいすることを指すこともあります。では、毎回自分で手の込んだ化粧をする歌舞伎役者は女子力が高いのでしょうか。どちらもそうではありません。
⑤ なぜ性別に基づく区別なのか。例えば、学生力などの社会的身分、若者力などの年齢、日本人力などの人種などで区切った能力があってもよさそうなのにそれがありません。
⑥ 一体だれが言い出したのか。特定の誰かが言い出したなら著作を読んで定義を確かめることは可能ですが、それができません。

 以下6点は私の理解できない点です。
 私は生物学上男に分類されるので、女子力の何たるかを知らずとも平穏に暮らすことができます。また今のところ、多くの女性はこの言葉を特に気にせずに生きているようです。(インスタ女子なるものは別として)ただ心配なのは、女子力という言葉が、性別によって個人の自由を制限する抑圧的な言葉になることです。すなわち、女子力という定義不能な言葉には、女子力に欠けるとされる行動を女性がやりにくくする可能性があります。(過労死した東大生が「女子力がない」と言われたことを悩んでいたのを思い出してください)
 人間は生物学上は男性か女性かのどちらかに生まれます。(LGBTの人がいることも忘れてはなりません。子どもを産まないことを生産性がないと言ってしまうのは、先祖代々続いてきた命のバトンを工場機械操業のように見なしているかのようで、違和感を感じます。)また、時がたっても男女の社会的違いは残っており、性別に基づく行動規範が未だ存在し、人間はうまれもった性別に多少行動を縛られています。性規範にはかつて合理的に見えたものもあるかもしれませんが、時として一方の性、あるいはどちらでもない人を束縛することがあります。
 現在は、だんだんと、自分の性別に縛られずに自分のつきたい職に就き、自分の学びたいことを学べるようになってきました。その中で、時代に逆行するとは言わないまでも、珍しく性別と行動を結びつける「女子力」という言葉が登場しました。明確な定義がない以上これが将来どんな言葉になるかはわかりません。しかし、定義のない言葉が拡大解釈されて人々を縛ることは歴史上しばしばあります。男女LGBTを問わず、この「女子力」という言葉には多少とも注意を払っていただけると幸いです。

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