関西コミティア34出陣のこと

こんにちは.
八つ橋に皮とか餡とかないよ!という主張は譲れないよしけむです.あれは皮じゃなくて八つ橋なんです.餡が入ってるのは八つ橋じゃなくておたべなんです.
ともあれ.
いよいよこの日曜日は関西コミティア34ですね.
創作サークル名称未定も参加しますので,いち参加メンバーとして少しばかり宣伝をば.
たまには追記を使わないこともあるよしけむの13rdエントリ.
お暇な方はお付き合い頂ければ幸い.
さて,今回名称未定が発行する冊子「幻想組曲Opus.1」.
僕はその中で13ページほど貰って掌編小説のようなものを一本書かせて貰っています.
画像はその作品の扉絵.
ストーリーは甘いような苦いような恋愛ものです.最近恋愛ものに飢えているようなのです.
まあ,コミティアにいらっしゃる方はよろしければ一つお手にとって頂ければ幸い.
なお,この扉絵が目印ではありませんから,ご注意あれ.

←表紙はこちらですから.
絵師さんは八墓さんです.
スペースはH-59というところだそうですので,創作サークル「名称未定」をよろしくお願いします~♪
まあ,僕はいけないんですが…….
上記,空模様より一場面を引用.こんな感じのものを書いてます.
「そういうわけで、私たちは恋人になろう」
放課後の写真部部室、つまりはいつも光留と空が放課後の時間を過ごしている場所で、いきなりそんなことを言い出した空に、光留はただただ面食らっていた。
なんの話だかさっぱりついて行けない。
休日を前にした金曜日の喧噪は瞬く間に学校から退いていき、学校の中にはグラウンドからわずかに聞こえてくる運動部のかけ声と、時折思い出したように吹き鳴らされる吹奏楽部の音楽だけが響いていた。
ぶぅん、とエアコンの音が響き、部室の中にこもっていた熱気が吸い出され始める。
意味がよく分からなくて、小さく唾を飲み込む。
頬を抓ってみると、確かに痛い。
「えっと、えいぷり」
「エイプリルフールだなどとわけのわからないボケをかまそうものならその瞬間に絶縁だからな」
口から出かけた言葉は空の一言で雲散霧消する。
じっとりと肌を汗ばませるこの熱気は明らかに四月のそれではない。来週から期末試験期間と言うことで部活動が出来なくなる、初夏。
こんな時期に四月馬鹿もなにもあるはずがない。
「えっと、じゃあ、本当に?」
「ああ。勿論……、君に異論がなければということになるだろうが」
艶やかな黒髪から覗く眼はほんの少しだけいつもの空よりも気弱なものだった。幻想組曲Opus.1 「空模様」より

それからもう一件.
僕は当日参加できないですが,個人的に一冊本の委託をしております.
空飛ぶクジラ
NFなんかでは既にお披露目済みなのですが,ほろ苦恋愛ものです.ビタースウィートはお好きですか?
←こんな表紙で,一冊百円.
名称未定を訪れた折りには,手に取って頂ければ幸いです.
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