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気になっている言葉 ③

 8月上旬担当の葱です。今回も気になっている言葉について書きます。

➀教務
 先生方や学生が「教務に出しておいてください」、「教務にレポート出しに行かねば」などと言うと、なぜ「さん」をつけないのか気になります。学生のみならず先生よりも年上の教務さんもいらっしゃるのに、役職名で呼び捨てにしては失礼でしょう。

②コミュ障
 初めての人とうまくなじめない、うまく話せない、面接で焦って話せないなどを、こう言います。実際に、「コミュニケーション障害」という障害があるかは存じませんが、障害者の苦労も知らずに、手軽に障害を僭称するのは失礼ではありませんか。

③ますらおぶりは男性的で素朴で力強いさまを表す言葉
 ますらおぶりが男性的なさまを表すのはいいとして、なぜ男性的と素朴と力強いが結びつくのでしょうか。例えば、女性でも素朴な人、力強い人も多いです。また、男性でも優美な人やか弱い人も多いです。なぜ男性的、素朴、力強いという一連の形容を我々はセットで考えるのでしょうか。

④wifi難民
 今回はこの奇怪な言葉の起源を考えます。
 2008年頃、住居がなくネットカフェを転々とする貧しい人を意味する「ネットカフェ難民」という言葉が出ました。これが国内ニュースで「難民」と言う言葉が使われるようになった起源かもしれません。
 そして、2011年の東日本大震災のときに、電車が止まって帰れない「帰宅困難者」という言葉が出て、略して「帰宅難民」と言われるようになりました。その後の経緯は知りませんが、それ以降「難民」が濫用されて、今や「○○難民」は「○○がなくて困る人」という意味になりました。そのうちの一つが、wifi難民です。まとめると、「ネットカフェ難民」で使われ始めた難民の語が、「困難者、困難民」の略に使われたのではないかという仮説です。論証ができていないので、詳しい方は教えてください。

⑤変人は誉め言葉です
 「変人」と言われれば誰もが傷つきます。確かに、一部では変人を「破天荒な人生を送った成功者」、「周りに流されず己の信じる研究をやり続けた人」の意味で用います。また、「変人がノーベル賞を取りやすい」という受賞者にはなはだ失礼な言葉もあります。しかし変人の本来の意味は、奇妙なことをする、あるいはそれをやめられない人のことです。奇妙な行動をやめられない人は、激しく悩んで変人と言われることを恥じますから、周りで変人という言葉を濫用されたらつらいでしょう。変人は誉め言葉、という言葉を聞くと、私はむしずが走ります。

 些細な言葉にかみつく私はどうかしているのでしょうか。病んではいませんからご安心ください。

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