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 京大公認創作サークル「名称未定」の公式ブログです。
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タイトル回収

 どうも初めまして、今回初ブログ担当の日比谷です。このサークルに入ってそろそろ1年というところでやっと担当です。これからはぼちぼち書いていこうと思います。

 さて、早速ですが「タイトル回収」っていいですよね。うまいタイトル回収は見るたびにテンションが上がります。例えば、タイトルが何を意味しているのかが急に分かったときとかですね。こういう場合のタイトルは、話の中の伏線ではなく、メタレベルにある伏線というべきなんでしょうか。適度に引っ張ってからいいタイミングでタイトル回収して、意味がつながるときのスッキリ感は半端じゃないです。それ以外だと、「タイトルを上手く折り込んだウィットの利いた発言」というタイプもありますかね。この場合はその時の状況に加えて、タイトルを含んでいることがセリフの存在感と印象を引き立てるという感じがします。

 個人的に忘れられないタイトル回収の話をしましょう(以下は映画「Back to the Future」のネタバレを含むので各自責任のもとでお願いします)。取り上げたいのはBack to the Future 3の結末の話なんですが、これはシリーズ三部作の本当に最後のシーンに当たります。Back to the Futureは端的に言えばタイムマシンをつかったドタバタ騒動のストーリーなんですが、まぁ伏線の貼り方と回収が見事な名作です。そして、3の最後では邦訳で「未来へはもう行ったの?」という呼びかけが出てきます。これが実は翻訳の落とし穴というか、一度原語版でみたときにはじめて気づいたのが、このセリフが英語版では「Back to the Future ?」だったということです。現在のハリウッド映画は、海外展開を見据えて英語前提の言い回しなんかを減らす傾向にあると聞いたことがありますが、このころはまだそういったアメリカン・ジョークのようなものが使い放題だったのでしょう。とにかく翻訳の結果、このタイトル回収は、大半の日本人にとってタイトル回収ではないんですよね。しかしそれが惜しいくらいのこのタイトル回収は上手いんです。映画の、しかもシリーズのラストを飾るシーンという文脈でのタイトル回収、これほど気持ちいい終わり方はないんじゃないかと思います。原語でこの映画を見た人のみが知ることのできる見事なタイトル回収、これが印象に残らないわけがないという感じです。

 タイトル回収について語るのもここまでにして、そろそろ終わりにしようと思います。次回出す作品では「タイトル回収」してみようかな。

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