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 京大公認創作サークル「名称未定」の公式ブログです。
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季節の匂いと音の話

 こんにちは、double quarterです。

 もう丸一ヶ月ほど前の話ですが、京都に雪が降りました。私は雪国の出身なので雪を見ると実家を思い出します。冬の夜のツンとした冷たい匂いや、雪に反射して鈍く光る夜にちょっとした郷愁を覚えるほどです。
 雪に限らず季節には独特な匂いがあります。私は花の香りはあまり好きではなく、むしろ土や草、雨の匂いなんかに惹かれます。特に夏の雨に濡れたコンクリートの匂いなんかは、懐かしさを伴って夏の良さが押し寄せてくる感じがします。夏は晴れも良いですが私はあえて夕立を支持したいですね。都会はコンクリートに覆われているのでコンクリートの熱気と相まってどこかムワっとした雨の匂いがします。しかし私はどちらかというと雨に濡れた土の匂いの方が好きですね。
 なぜ好きなのかを説明するのは難しいですが、一つ思い当たる人間の性質があります。匂いに関する記憶は強いとよく言われます。その言葉に無意識に影響されているのか、本当に記憶しやすいのかはわかりませんが、ともかく私はこうして小さい頃に嗅いでいた匂いに懐かしさや心地よさを覚えることが多いというのはなんだか納得できる気がします。

 ここで最近不満なのがマスクです。ご時世なので仕方の無いことではあるのですが、マスクをしていると季節の匂いというものがわかりません。私は季節の匂いを人目を気にせず堂々と道を歩きながら堪能したいがためにマスクを外したいとすら思っているほどです。
 最近は人が密集していない外の空間ではマスクを着けなくても良いみたいな風潮ができつつあるので、散歩中人目を気にしながらマスクを外して外の匂いを楽しんでいたりします。早く大手を振ってノーマスク散歩ができるようになることを願っています。

 さてまた話は変わりますが、私は季節の音も好きです。と言っても大体は生き物の声なのですが。例えば京都の夏はとにかくセミがうるさいです。クマゼミが多いのでしょうね。一時期はその辺の木に近づくと耳が痛くなるくらいの音量で啼いていました。
 夏の風物詩としてセミも良いのですが、私は夏の夜と言えばカエルの声が好きです。アマガエルの合唱には心地よさを感じます。人によってはうるさいと感じることもあるでしょうが、私は昔から聞いているのでその中でも割と普通に寝られる程度の、心地よい音に感じられます。
 秋は言わずもがな虫の声が聞きたくなりますね。毎年のように「虫のこえ」の一節を思い出して「ウマオイはどんな鳴き声だったかな」などと調べては忘れてを繰り返しています。私は夏が好きなので初秋には夏が終わる寂しさを覚えます。その切なさも含めて虫の声にはエモさ(この表現しか浮かびませんでした)を感じますね。
 冬は日本海側なら良く天気が荒れますね。私も基本的には悪天候は嫌いですが、家の中でぬくぬくと見る悪天候だけは好きです。雪が吹き荒れる窓の外を横目に、風の唸る音を聞きながら本を読むのが最高です。夏の嵐でも同じですね。

 とまあなんだか徒然草みたいな文章になってしまいました。今年の夏はまだ遠いということで、この辺で話を締めさせていただきます。

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